筋収縮性頭痛…非拍動性頭痛で、頭部・頚部筋の過緊張によるもの。後頭部に痛みが出ることが多く、疲労やストレスから誘発される場合も多いようです。
片頭痛型血管収縮性頭痛…片側の拍動性頭痛で、症状の強さなどは一定していない。疲労やストレスから誘発されやすく、原因の一つとして、体質(神経痛・貧血・月経異常のある人)も考えられます。
筋緊張による頭痛の原因として、日常生活で首や肩に負担をかける行為、頭を前傾にする姿勢、例えばPC作業やデスクワーク、編み物などの作業の場合、重い頭を首と肩で支え続けることになり、首肩の負担が大きくなります。その筋緊張が顔頭部への筋緊張につながります。それを毎日長時間行うことにより筋緊張が回復せず蓄積され、それが痛みの誘発になっているのではないでしょうか。筋緊張による頭痛の場合、症状が現れる前から身体全体のバランスやコンディションが低下している場合が多いので、身体全体の状態を確認するのも大事です。
予防として、頭を長時間前傾にする姿勢ならば、その間に定期的に体操やストレッチを行い、筋緊張を緩める。入浴時に目や口を開け表情筋のストレッチ、顔、顎、頭部をマッサージし筋緊張を緩める。就寝前に体全体のストレッチをする。などが有効です。その日の疲れを翌日に持ち越さない様に、ご自身である程度回復させることが予防になります。