症状について

一部ではございますが、症状について簡単にご説明させていただきます。日常生活、お仕事に支障が出ないように、予防とお体のメンテナンスが重要になります。症状を慢性化させ不調になられてからだと回復させるまでに、お時間が掛かる場合がございます。その他、詳しい内容や、その方に合った予防方法などは、来院時にご説明出来ればと考えております。
『療術向上研究会 セラピストアンビション』の動画チャンネルで、お体の健康について詳しくご説明しております。皆様のお役に立てる内容になっておりますので、そちらもご参考にしていただければ幸いです

【頭痛】

筋収縮性頭痛…非拍動性頭痛で、頭部・頚部筋の過緊張によるもの。後頭部に痛みが出ることが多く、疲労やストレスから誘発される場合も多いようです。
片頭痛型血管収縮性頭痛…片側の拍動性頭痛で、症状の強さなどは一定していない。疲労やストレスから誘発されやすく、原因の一つとして、体質(神経痛・貧血・月経異常のある人)も考えられます。

筋緊張による頭痛の原因として、日常生活で首や肩に負担をかける行為、頭を前傾にする姿勢、例えばPC作業やデスクワーク、編み物などの作業の場合、重い頭を首と肩で支え続けることになり、首肩の負担が大きくなります。その筋緊張が顔頭部への筋緊張につながります。それを毎日長時間行うことにより筋緊張が回復せず蓄積され、それが痛みの誘発になっているのではないでしょうか。筋緊張による頭痛の場合、症状が現れる前から身体全体のバランスやコンディションが低下している場合が多いので、身体全体の状態を確認するのも大事です。
予防として、頭を長時間前傾にする姿勢ならば、その間に定期的に体操やストレッチを行い、筋緊張を緩める。入浴時に目や口を開け表情筋のストレッチ、顔、顎、頭部をマッサージし筋緊張を緩める。就寝前に体全体のストレッチをする。などが有効です。その日の疲れを翌日に持ち越さない様に、ご自身である程度回復させることが予防になります。

【肩こり】

頸部、肩周辺の筋肉の過緊張で不快な症状を感じます。肩こりの原因として考えられるのは、長時間のPC、デスクワーク、同じ姿勢での作業、姿勢の悪さ、筋肉疲労の蓄積、ストレス、内臓機能問題、外傷の後遺症などがございます。例えばPCやデスクワークだと、座位で肩、背中を丸めて首が前傾になり、頭を、首、肩、背中の筋肉で支えていますので負担がかかります。それを長時間行うと蓄積され筋緊張が取れにくくなります。時間を決め合間に首、肩、背中をリラックスさせる柔軟体操などを、取り入れることをおすすめいたします。重度の肩こりになると、頭痛や眩暈、吐き気などの症状が出る場合がございます。お仕事などに支障をきたさないようお気を付けください。
姿勢の悪さですが、歩行時や立位の状態でも、肩、背中を丸めて首が前傾している状態です。これは首、肩、背中だけの問題ではなく骨盤からの問題もございます。骨盤は人の骨格の土台となっており、その土台の骨盤に柱となる脊柱があり、その脊柱に肩と頭が乗ります。骨格全体のバランスが崩れると不安定になり、首、肩、背中、腰などに通常以上の負荷がかかってしまいます。長期間、姿勢が悪い状態でいると筋緊張も強くなり、椎間関節の動きも悪くなります。特に胸椎の関節の動きが悪くなると、猫背のまま固まってしまい正しい姿勢を保つことが困難になります。歩行時、立位の時だけでも正しい姿勢を保てるよう心掛けください。(胸を張るのではなく、お腹を伸ばして肩を前から後ろへ回し、その肩に頭を乗せる。歩行は膝を正面にして足を出されると良いです。)悪い姿勢が癖になり、正しい姿勢が出来ない場合は、お体のメンテナンスをして、一度良い状態に正してからご自身で予防などされると良いのではないでしょうか。一日の疲労は翌日に持ち越さない様、健康管理に心掛けください。

【腰痛(慢性腰痛)】

腰痛には椎間関節性や筋・筋膜性のもの、内臓の疾患から起こる腰痛、便秘等でも誘発されることもあります。日常生活での腰痛の場合、その原因が姿勢の悪さ、長時間の立位、座位、中腰での作業など様々です。長期間腰部に負担を掛けることにより、筋肉の過緊張や関節への負担が増え骨格のバランスが崩れてしまいます。早期に対応すれば回復も早いのですが、慢性化させコンディションが悪い状態で負担を掛け続けると、関節部への負担が更に増し、重度の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの外科的処置が必要となる場合もございます。そして慢性腰痛の場合、筋骨格の問題なのか、内臓疾患からの『内臓~体制反射』や『関連痛』による痛みなのか、ご自身ではわかりづらく、筋骨格による腰痛という先入観から放置していると、内臓疾患を悪化進行させてしまう場合もございますので注意が必要です。日頃の予防意識や体のメンテナンス、健康診断などのメディカルチェックも心掛けることをおすすめいたします。

【ギックリ腰(急性腰痛)】

今まで何でもなかったのに急に腰痛が起き、動作などで痛みが増し、痛みで動作が制限されることがあります。ギックリ腰の場合、朝の洗面所での洗顔時、靴下、靴を履こうとした時、物を取ろうとした時、荷物などの移動運搬、長時間の座位から立位への動作時などが要因になる事がございます。要因となる動作では、中腰から体を捻り腰に負荷を掛ける動作を行った時に起きやすいようです。
通常なら何でもない動作なのですが、これは痛みが出る前の体の状態に問題があり、それが常に腰に負担が掛かっている姿勢、体の歪み、筋疲労の蓄積だったりします。体のバランスが悪いことで腰への負担が増え、今まで正しい姿勢を保とうと体が頑張ってきたのですが、限界で耐え切れなくなり痛みが出てしまうのです。
痛くなる前に前兆を感じられる方もおられます。腰が重い、張る、疲れやすい、可動域の制限など、様々ですが、それらは体からの不調を知らせるサインです。限界まで体を酷使せず、予防、健康維持増進のために、体のメンテナンスや休息をおすすめします。
体からの不調を知らせるサインを感じにくい方もおられますが、その方は注意が必要です。限界まで体を酷使してしまうので、症状を感じた時には体の状態が悪く、症状も強く、回復まで時間が掛かる場合がございます。そのような方は症状の有無に関わらず、予防や定期的に体のメンテナンスすることを、おすすめします。
体型、性別、年齢にもよりますが、重い荷物などを持った時、腰部に激痛と共に下肢に強い痺れが出た場合は、椎間板問題や圧迫骨折をしている事がございますので、専門の医療機関で検査をおすすめいたします。

【産後の腰痛】

出産時に骨盤の関節『仙腸関節』の問題により、仙腸関節部にお痛みが出ることがあります。仙腸関節を固定する骨盤ベルトを使用することで、安定、痛みを軽減させることができる場合もございますが、出産前の体のバランスも影響していると考えております。妊娠時は今までとは違う体型、生活スタイルになります。動きの制限により筋力の低下になり、体のバランスが崩れてしまい極端に体の一部に負荷が集中してしまいます。それが腰部や体重支持部の仙腸関節、外転筋だったりします。腰部の場合は妊娠後期位から腰への負担が増し、お痛みなどの不快な症状が出る方もおられます。出産後、自然に妊娠前と同じ体型に直ぐ戻るということは考えにくいので、お体のケアをして妊娠前の体型に戻すか、そのままバランスの悪い体型で過ごすかで、今後のお体の状態に大きく影響していきます。外転筋への負荷が継続することにより、外転筋が発達し下半身太りの原因になり、体型が大きく崩れてしまうことも考えられます。後に日常使わなくなった足を閉じる働きの、内転筋が弱くなってしまい、座っていると自然と足が開いてしまっている、ということもございます。内転筋が弱くなるとO脚や膝痛の原因にもなりますのでお気を付けください。

【膝の痛み】

打撲、捻挫以外の、膝の痛みの場合は、体のバランスが悪いことにより、長時間の立位や歩行時で膝への負担が大きくなり徐々に悪くなる場合がございます。まずは体のバランス(特に腰部、骨盤部)を整え、膝への過度の負担を取り除きつつ、膝の問題を解決される方が合理的だと思います。膝にかかっている負担を減らさず膝だけの施術を行っても、膝の問題解決は難しいのではないでしょうか。臀部が下がり骨盤が丸まっていると体重を骨盤で支えず下肢外側に体重が掛かります。そのため膝内側にも負荷が掛かりO脚や変形性膝関節症などの原因、膝内側や前方にもその負荷が影響し、お痛みなどの症状にもなりかねますのでご注意ください。

【顔の歪み】

頭蓋は15種23個の頭蓋骨からできており、下顎骨と舌骨を除く全てが縫合によって『固く結合』されています。(乳幼児を除く)そのため現在の頭蓋の形を変えたりすることはできません。しかし頭部の表情筋、咀嚼筋の筋緊張により、顔が非対称、顔が下がり老け顔、むくみ、顎関節問題は解決することができます。(外科手術が必要な骨の変形などは除く)原因として後頭前頭筋、表情筋、咀嚼筋の過緊張が考えられますが、頸部の筋や表情筋の、広頚筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋などの緊張から、顔、頭への緊張を強めている場合もございます。要約すると、肩こり等の筋緊張から、頭部や顔の筋緊張を強めていることになります。ご自身でケアをする場合は、頭、顔の筋緊張を強めている肩周りの筋、広頚筋、胸鎖乳突筋のストレッチをしてから、咬筋→頭→顔のマッサージをされることをおすすめします。施術では体全体の筋骨格バランスを整え、肩、頸部に掛かっている負担を取り除いてからソフトに行います。

【肩関節問題(四十肩、五十肩、肩関節周囲炎)】

症状は肩関節の有痛性可動域制限が特徴的で、特に動作では、外転、内外旋で症状が強く出ます。(髪を洗う、棚の上の物を取る、電車の吊革を掴む、などの動作)肩関節は関節頭に対して関節窩が浅く小さく、靭帯の補強が少なく運動性のある関節です。そのため脱臼しやすい部位でもあります。
原因として、肩に付着している回旋腱板、筋、腱や肩関節、肩鎖関節などの加齢による退行変性、職業による肩への負担などが考えられます。回復させるために、まずは痛みの軽減をしつつ、可動域を回復させる療法や体操、姿勢の改善などが主体となります。
予防として、肩関節、肩鎖関節の体操、筋緊張を和らげる柔軟体操、日常の姿勢に気を付けることをおすすめいたします。

【脊椎疾患】

[椎間板障害(頸椎、腰椎椎間板ヘルニア)]
くは頸椎や腰椎に起こります。症状は、障害される神経根に相応する部位に、痛み、しびれ等の知覚異常、筋力低下の症状がみられ、神経を圧迫する動作位置により症状が増します。長期間回復させずに悪化させると、麻痺などの症状を起こす場合がございます。椎間板ヘルニアは事故などによる強い衝撃や、長期間同じ姿勢で負担を掛け続けることでも起こる場合がございます。

 

[腰部脊柱管狭窄症]
脊柱管が骨の増生、黄色靭帯の肥大などで狭くなり、神経や脊髄を圧迫し神経圧迫症状を示します。特徴的な症状は、歩行時に下肢への痛みが強く出現し、前屈位で休息すると回復する間欠跛行を生じます。(腰部前屈位で脊柱管は広くなり、神経の圧迫がとれることにより一時的に回復します。)先天性、後天性のものがありますが、後天性のものはヘルニア、分離症、すべり症などが、狭窄の原因をつくる場合がございます。

 

病症、症状の度合いによっては、手技療法で解決できる範囲を超えていることがあります。X線椎間板の退行性変性により、椎間板の一部が脱出して神経圧迫症状を示し、多、MRIなどの検査を必要とし、その結果次第では外科的処置、薬物治療などが必要になる場合もございます。症状の早期解決になるようであれば、専門の医療機関での検査や受診をおすすめしております。