症状は肩関節の有痛性可動域制限が特徴的で、特に動作では、外転、内外旋で症状が強く出ます。(髪を洗う、棚の上の物を取る、電車の吊革を掴む、などの動作)肩関節は関節頭に対して関節窩が浅く小さく、靭帯の補強が少なく運動性のある関節です。そのため脱臼しやすい部位でもあります。
原因として、肩に付着している回旋腱板、筋、腱や肩関節、肩鎖関節などの加齢による退行変性、職業による肩への負担などが考えられます。回復させるために、まずは痛みの軽減をしつつ、可動域を回復させる療法や体操、姿勢の改善などが主体となります。
予防として、肩関節、肩鎖関節の体操、筋緊張を和らげる柔軟体操、日常の姿勢に気を付けることをおすすめいたします。