今まで何でもなかったのに急に腰痛が起き、動作などで痛みが増し、痛みで動作が制限されることがあります。ギックリ腰の場合、朝の洗面所での洗顔時、靴下、靴を履こうとした時、物を取ろうとした時、荷物などの移動運搬、長時間の座位から立位への動作時などが要因になる事がございます。要因となる動作では、中腰から体を捻り腰に負荷を掛ける動作を行った時に起きやすいようです。
通常なら何でもない動作なのですが、これは痛みが出る前の体の状態に問題があり、それが常に腰に負担が掛かっている姿勢、体の歪み、筋疲労の蓄積だったりします。体のバランスが悪いことで腰への負担が増え、今まで正しい姿勢を保とうと体が頑張ってきたのですが、限界で耐え切れなくなり痛みが出てしまうのです。
痛くなる前に前兆を感じられる方もおられます。腰が重い、張る、疲れやすい、可動域の制限など、様々ですが、それらは体からの不調を知らせるサインです。限界まで体を酷使せず、予防、健康維持増進のために、体のメンテナンスや休息をおすすめします。
体からの不調を知らせるサインを感じにくい方もおられますが、その方は注意が必要です。限界まで体を酷使してしまうので、症状を感じた時には体の状態が悪く、症状も強く、回復まで時間が掛かる場合がございます。そのような方は症状の有無に関わらず、予防や定期的に体のメンテナンスすることを、おすすめします。
体型、性別、年齢にもよりますが、重い荷物などを持った時、腰部に激痛と共に下肢に強い痺れが出た場合は、椎間板問題や圧迫骨折をしている事がございますので、専門の医療機関で検査をおすすめいたします。