頸部、肩周辺の筋肉の過緊張で不快な症状を感じます。肩こりの原因として考えられるのは、長時間のPC、デスクワーク、同じ姿勢での作業、姿勢の悪さ、筋肉疲労の蓄積、ストレス、内臓機能問題、外傷の後遺症などがございます。例えばPCやデスクワークだと、座位で肩、背中を丸めて首が前傾になり、頭を、首、肩、背中の筋肉で支えていますので負担がかかります。それを長時間行うと蓄積され筋緊張が取れにくくなります。時間を決め合間に首、肩、背中をリラックスさせる柔軟体操などを、取り入れることをおすすめいたします。重度の肩こりになると、頭痛や眩暈、吐き気などの症状が出る場合がございます。お仕事などに支障をきたさないようお気を付けください。
姿勢の悪さですが、歩行時や立位の状態でも、肩、背中を丸めて首が前傾している状態です。これは首、肩、背中だけの問題ではなく骨盤からの問題もございます。骨盤は人の骨格の土台となっており、その土台の骨盤に柱となる脊柱があり、その脊柱に肩と頭が乗ります。骨格全体のバランスが崩れると不安定になり、首、肩、背中、腰などに通常以上の負荷がかかってしまいます。長期間、姿勢が悪い状態でいると筋緊張も強くなり、椎間関節の動きも悪くなります。特に胸椎の関節の動きが悪くなると、猫背のまま固まってしまい正しい姿勢を保つことが困難になります。歩行時、立位の時だけでも正しい姿勢を保てるよう心掛けください。(胸を張るのではなく、お腹を伸ばして肩を前から後ろへ回し、その肩に頭を乗せる。歩行は膝を正面にして足を出されると良いです。)悪い姿勢が癖になり、正しい姿勢が出来ない場合は、お体のメンテナンスをして、一度良い状態に正してからご自身で予防などされると良いのではないでしょうか。一日の疲労は翌日に持ち越さない様、健康管理に心掛けください。